ストウブの種類って何がある?
ストウブ鍋には、
- ココット・ラウンド(丸形)
- ココット・オーバル(楕円型)
- ブレイザーソテーパン(浅型)
- Wa-NABE(雪平鍋型)
- ラ・ココット de GOHAN(土鍋型)
の5種類があり、それぞれで作れる料理に特徴があります。
この記事では人気のある、
- ココット・ラウンド(丸形)
- ココット・オーバル(楕円型)
- ブレイザーソテーパン(浅型)
の3種類を画像付きで比較し、それぞれの特徴を解説していきます。
ココット・ラウンド
ココット・ラウンドは、スープや煮物を作るのに最適な形のストウブです。ストウブらしい優しい味が、一番分かりやすく出るお鍋です。
ココット・ラウンドに向いている料理
- スープ料理
- 無水&調味料不使用の煮物料理
- 大型野菜(キャベツ・白菜など)の調理
※サイズは20cm~24cmのラウンドを想定しています。
ラウンドは深さがあるため、たくさん具材を入れることができ、旨みを引き出しやすいのが特徴的なストウブです。最初にストウブを買うなら、このラウンドを選ぶ方が多いのではないでしょうか。ちなみに、私も最初のストウブは22cmのラウンドでした。
使ってみて感じるのは、煮込み料理が本当に美味しく出来るということ。材料が多いので、水分が出やすいんですね。ストウブ料理を作りたいのであれば、間違いなくおすすめです。
ココット・ラウンドでは不向きなこと
- にんにくなど小さな野菜の調理
- 炒め物・ソテー
ストウブは、鍋の7割~9割ほどまで野菜を入れて調理することで、しっかりと素材の旨みを引き出せるようになっています。
そのため、じゃがいもを2,3個調理したり、ニンニクなどの小さな野菜を調理するといったことには、大きなラウンドは不向きですね。
おつまみやちょっとした一品を作りたい方は、10~14cmの小さいラウンドか、次に紹介するオーバルがおすすめです。
・オーバル
「オーバルは細長い素材の調理に最適」とよく言われますが、実際に使ってみるとそれを長所だと感じることはありません。当然のことですが、24cmのラウンドと23cmのオーバルでは、24cmラウンドの方が長い素材を入れられるわけで、結局はどのサイズを買うかということになります。
個人的には、オーバルの長所はそこではなく、少ない調味料でストウブ調理ができるというところにあると思います。
ココット・オーバルに向いていること
- 根菜の調理
- 調味料を使用した煮物料理
※サイズは23cm~27cmのオーバルを想定しています。
オーバルは楕円形で容量が小さいので、より少ない調味料で料理することが可能になっています。例えば、チャーシューや魚の煮付けなど、具材を浸して作る料理はオーバルの得意とするところです。
また、じゃがいもやニンジンなどの根菜をそのまま調理するのにも向いています。
ココット・オーバルに向いていないこと
- 小さな野菜の調理
- ソテー
向いていないことは、ラウンドとほとんど同じです。
しかし、楕円形のぶん熱が均一に伝わりにくいので、ストウブ調理自体はラウンドの方が失敗が少ないように感じます。
ラウンドかオーバルで悩むなら、個人的にはラウンドの方がおすすめです。
ブレイザーソテーパン
ブレイザーソテーパンはフライパンとしての性能もあるので、具材を炒めたりすることができることが特徴です。
ラウンドとオーバルは、料理の仕上がりや鍋の役割にほとんど違いがありませんが、ブレイザーソテーパンは別物と考えてよいでしょう。
ブレイザーソテーパンに向いていること
- 炒め物
- 炒め煮
- 魚料理
ブレイザーソテーパンは鍋底が広く、たくさんの具材を並べられるので、料理が香ばしく仕上がります。
炒め物はもちろん、炒めてから煮るような料理も得意です。また、アクアパッツァなどの魚料理もおいしくできあがります。
ブレイザーソテーパンに向いていないこと
- 無水料理
- スープ
- 煮物
スープや煮物もできないことはありませんが、ラウンドやオーバルよりも具材から出る水分量が少ないため、比較的不向きです。
また、高さがないので、具材を重ねて作る料理も得意ではありません。ブレイザーは、フライパンとストウブ鍋の中間の役割だと考えておくとよいでしょう。
一番のおすすめはココット・ラウンド
今回紹介した中で、最初のストウブとして最もおすすめなのは「ココット・ラウンド」です。
ストウブらしい味がしっかりと出るので、ストウブ料理が食べたい!という方はラウンドを選んでおけば間違いありません。オーバルも持っているのですが、ラウンドの方がフタの開け閉めがしやすいため、わが家のオーバルは出番が少ないです。使っている経験的には、ラウンドの方がおすすめです。
フライパンと兼用ならブレイザーソテーパン
一台で料理を全部済ませたいという方や、2台目のストウブを考えている方は、ブレイザーソテーパンが最適です。
ブレイザーならストウブ料理に加えて、チャーハンや焼きそば、炒め物といったオーソドックスな調理もすることが可能です。
実は、わが家では活躍度が一番高いのがブレイザーソテーパン。特に夏はスープをあまり作らないので、ブレイザーの出番が多いです。高さがないので、テーブルに出したときにお箸で取りやすいのも魅力ですね。
以上、ストウブ3種類の比較&紹介をしてきました。それぞれのストウブに一長一短がありますが、使いたい用途に合わせて、あなたにぴったりのストウブを選んでみて下さい。